神奈川県大磯町は1日、北京五輪銀メダリストで、星槎大学共生科学部特任准教授の末続慎吾氏(41)に町教育委員会委員の辞令を交付した。末続氏は「子どもたちに寄り添い、大磯町ならではの取り組みを考えたい」と意気込みを口にした。
末続氏は、陸上男子200メートルの日本記録保持者で、2008年の北京五輪では男子400メートルリレーで銀メダルを獲得。これまでも同町などで開催されるスポーツイベントで子どもたちに陸上競技などの魅力を伝えてきた。
今後は運動教育や町民の健康増進などへの貢献が期待される。末続氏は「今後も子どもたちと一緒に走るなどして関わりたい」と話した。
町は11月30日、末続氏を同委員に任命する人事案を町議会12月定例会に提出し、同意された。