島原半島の3カ所 「鳥インフル」消毒ポイント設置 県が防疫対策会議

 熊本県南関町で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたことを受け、長崎県は3日、防疫対策会議を県庁で開いた。発生農場と有明海を挟んで対岸に位置する島原半島3カ所に消毒ポイントを設置する対応を確認した。
 養鶏関係の団体や企業の関係者らが出席。県によると、防疫で実施したウイルス検査は11月末時点で全て陰性。県内家禽(かきん)農場全145戸から異常の報告はない。
 消毒ポイントは、3市などでつくる「島原半島地域鳥インフルエンザ警戒連絡会議」が雲仙市の多比良港、島原市の島原港、南島原市の口之津港に設置。フェリーから上陸する車が通過する場所に消毒マットを敷く。
 県農林部の渋谷隆秀次長は「本県への鳥インフルの侵入リスクは極めて高い」として警戒態勢を強化するよう呼び掛けた。


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