J1残留の湘南・山口監督が続投 チーム再建へ手腕「新しい魅力つくる」 オリベイラさん死去も乗り越え

来季も引き続き指揮を執ることになった湘南の山口監督(右)=11月、レモンS

 J1湘南は6日、山口智監督(43)が来季も指揮を執ると発表した。シーズン途中に就任し、17位以下の4チームが自動降格する今季を16位で終え、J1残留を決めていた。来季が就任2年目。

 山口監督は今季、トップチームのコーチとして加入。成績不振を理由に退任した浮嶋敏前監督(54)の後を継ぎ、9月からチームの再建を担った。

 10月23日の横浜FC戦で就任後の初勝利をマーク。大型連敗を喫し、11月下旬にはブラジル出身のオリベイラさんが急逝するショッキングな出来事もあったシーズンで手腕を発揮した。

 クラブ史上最長を更新する5季連続のJ1舞台に向けて、山口監督は「これまで築き上げてきたものをベースに新しいものにもチャレンジし、新たな魅力をつくり、結果を求めていく」とコメントした。

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