真鶴の名簿不正問題 町側に関連書類提出を要求へ

真鶴町役場

 神奈川県真鶴町の松本一彦前町長が選挙人名簿抄本を不正に複写して町長選で利用などしていた問題を巡り、町議会は10日、総務経済常任委員会を開き、地方自治法98条に基づく事務検査について1回目の審議を行った。

 20日開催する常任委で、町の文書管理目録の中から町選挙管理委員会事務や住民基本台帳事務などに関する提出書類を選定し、町側へ提出を要求することを決めた。来年1月以降、提出書類の検査を始める予定。

 事務検査では、関係書類や報告書の検査のみが可能。町議会は書類で明らかにされたことを現場で調べるため、同条に基づく町監査委員による監査請求を町議会3月定例会で行う検討をしている。

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