松浦市長に友田氏再選 無投票 市議選は21人立候補

無投票で再選を果たし万歳する友田氏(右)=23日午後5時15分、松浦市志佐町の選挙事務所

 任期満了に伴う松浦市長選、同市議選は23日、告示され、市長選は再選を目指す現職の友田吉泰氏(57)=無所属、自民推薦=のほかに立候補の届け出がなく、2期連続で無投票当選が決まった。市議選は定数16に対し、21人(現職12、元職1、新人8)が届け出、7日間の選挙戦に入った。
 友田氏は佐賀県小城市出身。1999年、合併前の松浦市議選で初当選。市議4期目途中の2011年、県議にくら替え当選し、県議2期目の18年には、友広郁洋市長の4選不出馬を受けて行われた市長選で無投票当選した。
 市長就任後は、友広前市長から引き継いだ松浦魚市場再整備、JCHO松浦中央病院建設などの大型事業の実現、松浦の知名度アップを図る「アジフライの聖地」宣言や手厚い子育て支援、木育の推進などの諸施策に取り組んだ。2期目は歯止めのかからない人口減少への対策やコロナ禍で低迷する地域経済の立て直しなどに手腕が問われる。
 友田氏は無投票再選が決まると、同日午後5時すぎから同市志佐町の選挙事務所で、支持者と万歳三唱。連続無投票について「1期目の実績が評価され、2期目も任せるとのことだと思う」とし「課題は山積しているが『アジフライの聖地』をはじめ、松浦にはもっと伸びしろがあり、それを発見し磨き、世界に発信していきたい」と抱負を語った。
 有権者数は1万8401人(男8846、女9555)=1月22日現在、市選管調べ=。


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