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長崎県諫早市の御館山稲荷神社梅園で約50本の梅が咲きほころび、春の訪れを告げている。これから見ごろを迎え、今月いっぱい楽しめるという。
梅園を管理する馬場勝さん(76)によると、梅の木は幼なじみでもある佐賀県太良町の梅農家から数年前に譲り受け、自身が子どものころ遊び場にしていた同神社の敷地の一角を整備して植樹した。以来、手入れを続け、この時期、散策客が多く訪れる。
梅の木は3種類あり、本数が30本と最も多い南高梅は11日現在、三分咲き。梅園は標高約90メートルの高台に位置し、トランスコスモススタジアム長崎や、今秋開業する西九州新幹線の高架線路を望むことができる。馬場さんは「あと2年ほどしたら枝が伸びて、梅の花のトンネルができると思う。それを楽しみにしています」と話した。