【新型コロナ】横浜で6人死亡1431人感染 病院など8施設で新クラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は23日、男女6人の死亡と、10歳未満~90代の男女1431人の感染が確認された、と発表した。症状は重症3人、中等症5人、軽症1304人、無症状73人、46人の症状が分かっていない。

 市によると、死亡した6人は60~100歳代で、うち4人に基礎疾患があった。入所していた施設や入院先の病院でクラスター(感染者集団)が発生していたケースは4件だった。

 80代の女性は、15日にクラスターが発表された赤枝病院(旭区)の入院患者。7日に発熱で発症、12日に陽性が判明し、21日に廃用症候群で亡くなった。同施設での感染者は25人、死者は計3人となった。

 100歳代の女性は、16日にクラスターが発表された大口東総合病院(神奈川区)の入院患者。1日に陽性が判明し、13日にうっ血性心不全で亡くなった。同施設での感染者は25人、死者は計2人となった。

 80代男性は23日にクラスターが発表された有料老人ホームの入所者。20日に発熱で発症して入院、陽性が判明し、同日亡くなった。死因は新型コロナ感染症。同施設での感染者は計6人、死者は1人となった。

 70代男性は10日にクラスターが発表された有料老人ホームの入所者。同施設での感染者は計12人、死者は1人となった。

 南区の80代女性は1日に発熱で発症して入院、同日陽性が判明した。16日に誤嚥性肺炎で亡くなった。

 港北区の60代男性は7日に発熱で発症して入院、同日陽性が判明した。10日に肝硬変で亡くなった。

 市によると、けいゆう病院(西区)、高齢者入所施設、特別養護老人ホーム2カ所、有料老人ホーム2カ所、通所介護施設、保育施設の計8施設で新たにクラスターが認定された。

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