九州高校野球長崎県大会 3月26日開幕 1枠懸け47チーム熱戦

九州高校野球県大会トーナメント表

 第150回九州地区高校野球長崎県大会の組み合わせ抽選会が22日、大村市のシーハットおおむらで行われ、出場47チームの対戦相手が決まった。3月26日から4月10日まで諫早市のスポーツパークいさはや第1野球場など3会場で競い、優勝チームが1枠の九州大会(4月23~28日・宮崎)出場権を獲得する。
 昨秋の県準優勝、九州4強で春の甲子園に臨む長崎日大は今大会に出場せず、推薦枠で九州大会に登場。この日の抽選会前に平山清一郎監督があいさつし、他校の監督陣から拍手で激励された。
 シード校は昨秋Vの海星、4強の創成館、諫早農、8強の大崎、鎮西学院、長崎明誠、長崎商の7校。優勝争いも投打で充実している海星を筆頭に、創成館や諫早農、大崎、長崎商などが軸になりそうだ。ただ、ノーシードの有力校も少なくなく、早い段階から面白い試合が期待できる。
 昨年12月~3月4日の対外試合禁止期間が明けて最初の公式戦となる。新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の適用(6日まで)もあり、全体練習が十分ではない各チームの力は例年以上に未知数。体力トレーニングやバットの振り込み、捕球送球の反復など、冬場の個人の地道な練習の差が如実に表れてきそうだ。
 現時点では感染症対策に協力してもらった上で有観客で実施する予定。県高野連の山口千樹会長は「昨年までの経験を生かして、観客を入れて、その中で選手がいいプレーをできるように一丸となってやりたい」と呼び掛けた。
 また、第59回九州地区高校軟式野球大会(4月24~27日・宮崎)の県大会は行わず、長崎玉成・北松農・五島南の合同チームで本大会に臨む。


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