長崎県平戸市立野子小(高以良康弘校長、28人)の6年生8人が卒業制作で、学校近くにある市消防団第18分団野子格納庫のシャッターに、伊勢エビやヒラメなど地域特産の水産品を描いた。
同格納庫は2020年9月の台風で被害に遭い、シャッター(縦2.7メートル、横3.5メートル)を交換。それを機に、同市消防本部が消防団活動に関心を高めてもらおうと、上部に「-格納庫」とだけ表記されたシャッターの活用を地元に依頼していた。
同校は例年、卒業記念として漁港防波堤などに絵を描いてきたが、今回、制作場所として立候補。地元で水揚げが多い伊勢エビ、ウチワエビ、ヒラメと、地域のシンボルである志々伎山を組み合わせたデザインを考えた。
児童たちは班ごとにヒラメなどを分担して描き、志々伎山は全員で協力して塗り上げた。伊勢エビを担当した松永真喜君は「ばっちりできた。みんなに見てもらって観光スポットになってほしい」。ウチワエビを担当した西宮麻央さんは「勢いよく描けた。中学校ではみんなと仲良く助け合って過ごしたい」と話した。
担任の八重尾寛教諭は「8人と一緒に描くことができてよかった。思っていた以上の出来栄え」と児童の頑張りをたたえた。
卒業記念しシャッターに絵 平戸・野子小6年 特産のウチワエビなど描く
- Published
- 2022/03/08 10:20 (JST)
- Updated
- 2022/03/09 11:23 (JST)
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