家庭の古紙、空き缶をリサイクル 佐々中 収益金をユニセフに寄付へ

集まった大量の古紙や空き缶の前で写真に納まる生徒たち=北松佐々町立佐々中

 長崎県の北松佐々町立佐々中(井上博之校長、407人)で10日、全校生徒が約4カ月かけて各家庭から持ち寄った大量の古紙や空き缶をリサイクル業者が回収した。収益金1万6183円を国連児童基金(ユニセフ)に寄付する。
 生徒総会で決議し、2019年度から毎年取り組んでいる。本年度は昨年9~12月に活動し、紙類1120キロ、段ボール380キロ、新聞紙210キロ、アルミ缶210キロ、スチール缶20キロが集まった。
 生徒会長の芦塚陽菜(はるな)さん(14)=2年=は「佐々中の優しさが、このごみの量に表れていると思うとうれしい。世界で困っている人の役に立つことなので、これからも続けたい」と話した。
 19年度は8118円、20年度は9544円を寄付した。

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