国内外から673万人が来訪 「長崎IR」開業5年目見込み カジノ利用は291万人

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県が計画するIRのイメージ図(県提供)

 長崎県が佐世保市のハウステンボス(HTB)への誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の区域整備計画案によると、開業5年目の2031年度には国内と海外から約673万人が来訪し、カジノ施設の延べ利用者は約291万人を見込んでいる。
 IRの延べ床面積は64万2100平方メートル(暫定計画値)で、主にカジノ行為に利用する区画は2.82%の1万8106平方メートル(同)。バカラなど富裕層向けのゲームができるテーブルを約400台、スロットなどの電子ゲームを約3千台配置する。
 MICE(コンベンション)施設は、国際会議場部分に約1万4400人、展示場部分に約1万3140人を収容。宿泊施設はタワーホテルや旅館など4タイプあり、計約2500室を備える。日本の魅力を発信する「ジャパンハウス」や医療を提供するメディカルモール、ショッピングモールも整備する。
 開業5年目の売り上げは約2716億円、うちカジノ部門が74%の約2003億円と試算。経済波及効果はIR施設への投資で約5428億円、来訪者の消費で約3328億円(開業5年目)とし、直接・間接雇用は約9700人となる見通し。
 またギャンブル依存症対策として広告・勧誘の制限、相談窓口の運営、医療機関との連携などを盛り込んだ。犯罪抑止対策は警備員の効率的配置、防犯カメラの利用、従業員へのリスクマネジャー研修などに取り組む。
 IR整備法は、国内客のカジノ入場を週3回、月10回までに制限している。