【新型コロナ】横浜で1701人感染 クラスター病院や施設で6人死亡

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は13日、新たに6人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女1701人の感染が確認されたと発表した。亡くなった6人はいずれもクラスター(感染者集団)が発生している病院の入院患者や施設の入所者だった。

 市によると、横浜舞岡病院(戸塚区)の入院患者4人が死亡。90代男性は3月31日に発熱し、4月1日に陽性が判明した。その後状態が悪化し、12日に細菌性肺炎で亡くなった。40代男性は2日に陽性が確認され、7日に誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。同院ではこれまでに職員27人を含む計294人の感染が判明しており、死者は計9人となった。

 汐見台病院(磯子区)に入院していた90代男性は、院内で陽性者が判明したことに伴う2月21日の検査で陽性が判明、3月3日に誤嚥性肺炎で亡くなった。同院は職員31人を含む計75人の陽性が確認され、死者は2人目。特別養護老人ホームに入所していた80代女性も新型コロナで死亡した。

 新規感染者の症状別は、中等症1人、軽症1652人、無症状21人で、27人の症状が分かっていない。年代別では10歳未満が335人で最多。次いで20代298人、40代270人、10代263人、30代255人、50代148人、60代57人、70代38人、80代29人、90代7人、100歳以上1人と続いた。

 新規クラスターは4件で、放課後児童クラブや特別養護老人ホーム、通所介護施設、障害者通所施設でそれぞれ発生した。

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