【新型コロナ】横浜市で5人死亡、476人感染 病院などでクラスターも

横浜市役所入口

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は28日、新たに5人の死亡と、10歳未満~90代の男女476人の感染を確認したと発表した。感染者の症状別では中等症3人、軽症460人、無症状2人で、11人の症状が分かっていない。

 市によると、亡くなった5人のうち3人がクラスター(感染者集団)が確認されている高齢者福祉保健施設の入所者だった。

 有料老人ホームに入所していた90代女性と100歳代女性はいずれも2月22日に陽性が判明。100歳代女性は24日に新型コロナによる肺炎で、90代女性は3月2日に老衰でそれぞれ亡くなった。同施設では職員15人を含む計79人の感染が確認されており、死者は計3人となった。

 別の特別養護老人ホームに入所していた80代男性は4月11日に状態が悪化し、搬送先の病院で死亡。同日検査を実施し、翌12日に陽性が判明した。死因は調査中。同施設では職員12人を含む計44人の感染が判明しており、死者は初めて。

 このほか、80代男性は16日に陽性が判明。入所している高齢者施設で療養していたが、症状が悪化し26日に亡くなった。70代男性は家族の同意が得られず詳細は非公表としている。

 新規クラスターは2件で、聖隷横浜病院(保土ケ谷区)と特別養護老人ホームで確認された。

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