アサリ、さあ出てこい! 潮干狩りにぎわう 諫早・金崎海岸

潮干狩りを楽しむ親子連れ=諫早市高来町、金崎海岸

 晴天に恵まれた大型連休2日目の4月30日、長崎県諫早市高来町の金崎海岸には、親子連れなどが潮干狩りに訪れ、海風の中で春の風物詩を楽しんだ。
 干潟の生物に親しんでもらおうと、諫早湾漁協が10年ほど前から開催。毎年、1日平均1000人が訪れる人気イベントになっている。今年も同漁協で管理する約500平方メートルの漁場に約15トンのアサリを放流。熊手を使って砂を掘り、隠れているアサリが顔を出すと、子どもたちは歓声を上げながら収穫していた。
 福岡県柳川市から家族3世代7人で訪れた石橋徹さん(35)は「初めて来たが、カキ殻などが少なく子どもも安全に遊べるのが魅力」と笑顔で話した。
 同海岸での潮干狩りは5月3日まで。大人1000円、小中学生以下500円で、アサリは3キロまで持ち帰りできる。問い合わせは同漁協(電0957.34.2244)


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