核兵器と私たちの未来 小論文などのオピニオン募集 長大レクナ

設立10周年記念事業への意気込みを語る調漸会長(左から2人目)=長崎市文教町、長崎大(

 長崎大核兵器廃絶研究センター(RECNA=レクナ)は設立10周年記念事業で「核兵器と私たちの未来」に関する小論文などのオピニオンを募集する。ウクライナ情勢を踏まえ今年のサブテーマは「ウクライナ危機が問いかけるもの」。最優秀作は9月、長崎新聞に全文を掲載する。
 核なき世界の実現に貢献できる人材の育成が目的。対象は16歳以上30歳未満で、国籍などは問わない。小論文やエッセーなど形式は自由。日本語で2千字程度か、英語で千ワード程度。未発表に限る。応募期間は5月1日~7月末。
 報道関係者や平和活動に取り組む若者らによる審査委員会(委員長・レクナ客員教授で芥川賞作家の青来有一氏)が最優秀賞1人、優秀賞2人を選ぶ。9月中旬、レクナホームページと長崎新聞で発表し、同24日に授賞式を予定。詳しくはレクナホームページで。
 青来氏は4月27日の会見で「ウクライナの問題もあり、いろいろな意見があると思う。若い人たちが核廃絶への思いを論理立てて表明するきっかけになれば」と語った。

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