10代客の様子「何か違う…」ニセ電話詐欺防ぐ 羽立さんに感謝状 長崎署

署長感謝状を受け取る羽立さん(右)=長崎署

 ニセ電話詐欺被害を未然に防いだとして長崎署は4月27日、長崎市風頭町のニューヤマザキデイリーストア長崎風頭店オーナー、羽立和彦さん(59)に署長感謝状を贈った。
 同署などによると、4月1日、電子マネーカード3万円分を購入しようとした10代男性に、羽立さんが「ゲームに使うの」などと理由を確認。男性が「パソコンがウイルスに感染し、修理のため電子マネーカードを買うように言われた」と説明したため、詐欺を疑い警察に通報した。
 羽立さんは普段から客への声かけに力を入れており「男性はそわそわした様子で、普通にカードを購入する客と何か違うと思った」と話した。井手孝志署長は「客に話しかけることは勇気がいると思う」とたたえた。


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