自宅に放火した罪に問われている男の裁判員裁判がありました。
起訴状によりますと大分市明野東の無職、小野耕二被告(54)は2021年6月、80代の母親と住む県営住宅の自分の部屋にライターで火をつけた、現住建造物等放火の罪に問われています。
きょうの初公判で「間違いありません」と起訴内容を全面的に認めました。争点は量刑です。
検察側は強固な意思決定に基づく犯行であり、経緯や動機に大きく同情すべき事情はないと指摘しました。
弁護側は、被告は脳の病気を患っており、犯行状況をあまり覚えていないことや前科がないことなどを主張しました。
判決は20日に言い渡されます。