屋外会話なしはマスク不要 長崎大学病院・森内教授「すれ違う程度なら低リスク」

 日本小児感染症学会理事長なども務める長崎大学病院の森内浩幸教授は、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の専門家有志が19日に示したマスクの着用に関する見解を支持した。
 着用で「感染予防効果は認められる」とする一方、「(暑い季節には)熱中症などのデメリットもある。特に幼い子どもは意思表示ができず、息苦しくても我慢してしまう場合がある」と指摘。屋外での着用緩和については「すれ違う程度なら感染のリスクは低い。例えば徒歩の登下校なら外していいと思う」と話した。
 「人目が気になって外せない人もいると思う。政府がしっかり方針を示すことが大切」とも指摘した。


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