グラウンド緑の芝生に 都農小で児童、住民植栽

昼休みを利用して芝を植え付ける都農小6年生ら

 持続可能な開発目標(SDGs)に沿った環境に優しい活動をしようと、都農町・都農小(石川睦美校長、222人)の児童らが、グラウンドに芝の苗を植栽した。2025年に学校創立150年も迎えることから同校PTA(河野仁志会長)が企画。地域住民の協力も得て準備を進め、実現した。
 同校グラウンドは200メートルトラック内側の芝が半分以上はがれ、土がむき出しになっていた。こうした環境を改善しようと5月中に、児童とPTA役員が校内でポット苗を育て、地域住民を交えた準備を実施。同31日以降は、児童が昼休みなどを利用して苗の植え付けを進めた。
 今月2日の昼休みには、6年生45人が肥料をまき、芝を手植えし周辺の土を踏み固めた。江藤心春(こはる)さん(11)は「こけても痛くない(柔らかな)緑の芝生に育つといい」、河野巧太郎君(11)は「皆の絆を深める良い共同作業だと思う。安全できれいなグラウンドにしたい」と話した。
 同PTAによると、9月ごろには芝生が広がる見通し。

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