昨年11月に開業した出島メッセ長崎(長崎市尾上町)の開業後約半年間の催事開催が819件、利用者数は30万2694人だったことが、10日の定例市議会環境経済委員会で報告された。
市によると、開業から5月16日までの内訳は▽学会17件3487人▽一般会議770件3万6607人▽イベント展示32件26万2600人。100人未満の催事が9割近くを占める中、地元民放局などのイベントが押し上げた。
初年度の年間目標は61万300人。5月17日時点での利用見込みは約63万2900人と目標を上回るが、予約状況などから学会は約1万7900人で目標の5万800人を下回っている。
3月末までの指定管理者の収支は約980万円の赤字。駐車場の利用料金収入が見込みの50%以下だったのが要因。利用促進のため駐車料金を引き下げる社会実験を実施している。
市文化観光部の牧島昌博政策監は同委員会で「コロナ禍の影響で学会は小規模なものしかなかったが、11月に大きな案件も入ってきている。経済波及効果が上がるものと期待している」と説明した。
出島メッセ 開業半年で約30万人利用 催事は819件
- Published
- 2022/06/11 12:20 (JST)
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