長崎県雲仙市小浜町の小浜温泉街でジャカランダがかれんな紫色の花を咲かせている。見頃に合わせ19日、3年ぶりに「小浜温泉ジャカランダフェスタ」が開かれる。
ジャカランダは南米原産で、世界三大花木の一つ。同温泉街の国道沿いに約500本が植樹され、温泉の地熱と住民の世話で毎年見事な花を咲かせてきた。例年6月下旬まで順次花が開くが、今年は花の数が少ないという。
フェスタは地元有志でつくる実行委が毎年続けてきたが、新型コロナ禍で2年続けて中止。今回は規模を縮小して開催する。19日午前10時～午後3時、同温泉街の浜観ホテル前で市内産の野菜や海産物を販売。小浜ちゃんぽんを200杯限定100円で振る舞う。地元アマチュアバンドも演奏で花を添える。
実行委事務局の林田真明さん（53）は「ジャカランダは青空にも雨にも映える。落花する様子もきれいなので、シャッターチャンスを逃さないで」とPR。
