参院選 立民・小川氏、維新・藤田氏 両党幹部が長崎県入り

写真左から立民への支持を訴える小川氏=大村市内、維新への支持を訴える藤田氏=長崎市内

 立憲民主党と日本維新の会の幹部が23日、相次いで長崎県入りし、それぞれ参院選長崎選挙区の公認候補と街頭で支持を訴えた。
 立民の小川淳也政調会長は大村市内の交差点で党新人、白川鮎美候補(42)と並び、ドライバーに手を振った。物価高や円安に関して政府の金融・経済政策を批判。前回参院選の敗戦翌日から県内を回り続けてきた白川氏について「強い決意に満ちた女性候補。生活を重視した政治をするためにも力添えを」と訴えた。
 野党候補が多い中で非自民票をどう確保するかを報道陣に問われ、「野党を再建しなければ自民しか選択肢がない不健全な政治が続く。野党第1党に集中的な投票をお願いしたい」とした。
 維新の藤田文武幹事長は党新人、山田真美候補(50)を応援するため長崎市中心部で演説。「自民の一強体制を崩さなければ政治に緊張感が生まれない。(岸田政権は)決断できない政治だ」と批判。野党第1党の立民についても「自衛隊を否定する共産と手を組み、安全保障の議論ができない」と切り捨てた。
 2月の知事選で大石賢吾知事を推薦したとアピールし「維新の声を(本県に)少しだけ届けられた。今回は働くお母さん、山田さんを(国政に)押し上げて」と呼びかけた。


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