7月11日、第一カッター球場で行われた第2試合で 船橋 対 志学館 の対戦が行われ、4 - 0という結果で、志学館は苦杯を喫することとなりました。
幕を閉じることとなった高校野球 最後の夏、彼らは何を想うのか?
試合後に、志学館のチームを率いる主将・北村康晴選手と、プレーを率いる金子一久選手に話を聞きました。
最後の夏の終わりについて、主将・北村康晴選手は―
志学館 3年 北村康晴 主将
「率直に、このチームでもっと試合がやりたかったなと本当に悔しい気持ちでいっぱいです」
「これまでやってきたこととか、メンバーに入れなかった3年生の表情とかが思い浮かんできて…。本当にもっとこのチームで、この代で野球やりたかったなっていうのが、一番大きい気持ちです」
そして、金子選手は、“今一番にお礼を言いたい相手”として両親を挙げました。
志学館 3年 金子一久 選手
「ここまで寮生活で支えてもらった両親に、本当に感謝の気持ちを伝えたいと思います」
志学館 3年 北村康晴 主将
「食事面とか、いろんな面で気を遣ってサポートしてくれた両親もそうなんですけど、自分たちに対して真摯に向き合ってくれた指導者さんとか、同じ代のメンバーはに入れなかった3年生に感謝の気持ちを伝えたいです」
また、北村選手は、チームの精神面をサポートしていたという金子選手についても振り返りました。
志学館 3年 北村康晴 主将
「一久(金子選手)はチームでも精神的支柱で、チームが暗いときでもいつも盛り上げようとして、チームを支えてくれて…。本当に大きな存在でした」
また、そんな北村選手に対して、金子選手はチームをまとめていたことに強く感謝していると語ります。
志学館 3年 金子一久 選手
「(北村選手は)このチームを引っ張ってくれて、キャプテンは自分たちの代では北村ですし、北村中心で自分たちもやってきたつもりだったので。本当に“ここまでキャプテンをやってくれてありがとう”と感謝の気持ちがあります」
お互いに切磋琢磨しながらここまで来たからこそ、その試合のひとつひとつに大きな喜びや悔しさがあり、“想い”が交差する高校野球。
いつの時代も変わらない、純粋な気持ちがそこにあります。