7月12日、ZOZOマリンスタジアムで行われた第3試合【市川 vs 習志野】。
2 - 3の惜敗となった市川の3年生は、マネージャーを含めわずか6人。
試合後、選手を支え続けた3年生唯一のマネージャーに話を聞きました。
市川 3年 濱田遥さん
「習志野という強豪が相手で、会場もアウェーだったとは思うんですけど、みんな本当にかっこよくて、最後まで諦めない姿を見せてくれて。最後にベンチに入れてくれて本当にありがとうという気持ちでいっぱいです」
涙ながらに選手たちへの想いを語る濱田さん。
そんな彼女が一番に感謝を伝えたい相手は、母だといいます。
市川 3年 濱田遥さん
「やっぱり、お母さんですね。野球部は早起きも多いし、遅く帰ってくるし、疲れて何もできないことも多かったんですけど、朝も一緒に起きてくれて、練習試合も見に来てくれて…。暑い中、寒い中でも最後まで支えてくれたので、お母さんにありがとうって言いたい」
このお守りは、濱田さんが選手全員に3か月かけて作ったものです。
このお守りに込めた想いとは…。
市川 3年 濱田遥さん
「あまりお裁縫が得意じゃなくって。失敗しながらも頑張って作りました。“どんな相手に当たっても絶対にみんなの力を出して欲しい”という想いで作りました」
監督は、そんな濱田さんについて「常に空気を前向きにしてくれる太陽のような人。濱田さんがいなかったら今日の戦いはできなかった」と語っています。
そして、最後にお母さんの下に向かった濱田さん。
涙を流しながら抱き合います。
選手だけでなく、マネージャーや応援している周りの人たちも一丸となって戦い切った市川。
その姿は確かに人々に勇気を与えました。