CO2ゼロ「全国見本に」 日南市とIT企業協定

 日南市と同市に拠点を持つIT企業「エスプール」(東京都、浦上壮平社長)は12日、2050年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」実現へ向けた包括的連携協定を締結した。
 同市は今年3月に「ゼロカーボンシティ」を宣言。同社は上場企業を中心とした約400社に提供している環境経営支援サービスのノウハウを生かし、温室効果ガス排出量削減に向けたロードマップ作成や、地域資源の活用調査、再生可能エネルギーの導入支援などに取り組む。
 同日市役所であった締結式=写真=では、高橋透市長が「ゼロカーボンシティへの第一歩となった」とあいさつ。同社の浦上社長は「市の豊かな自然や環境を生かしながら、全国の見本となるよう取り組みたい」と意気込みを述べ、協定書に署名した。

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