ファジ 首位新潟に敵地で3―2 システム変更的中 バイスが決勝点

後半43分に3―2と勝ち越しのゴールを決め、駆け出すファジアーノ岡山のバイス(中央)=デンカビッグスワンスタジアム

 明治安田J2第28節第1日(23日・デンカビッグスワンスタジアムほか=7試合)前節5位のファジアーノ岡山はアウェーで首位新潟を3―2で退け、3試合ぶりの白星を挙げた。勝ち点44(11勝11分け5敗)で順位は変わらなかった。

 仙台は長崎に1―2で敗れ、6試合ぶりの黒星で勝ち点51。新型コロナウイルスの影響で水戸―大分、千葉―甲府は行われなかった。

岡山3―2新潟

前半1―2

後半2―0

岡山 11勝11分け5敗(44)

新潟 16勝 6分け6敗(54)

 【評】ファジアーノ岡山が試合終盤に決勝点を奪った。後半43分、河野が右からクロスを入れ、バイスが飛び込む。一度はGKにはじかれたが再びバイスが蹴り込んだ。1点を追う後半開始からのシステム変更が的中。押された前半から一転、互角の展開に持ち込み、逆転の流れをつくった。ただ、ここ5戦で4度目の2失点は反省材料だ。

 新潟は細かなパス交換でゴールに迫り、一度は逆転したが、リードを守り切れなかった。

前半13分、ファジアーノ岡山の田中雄大が先制のミドルシュートを突き刺す
1―2の後半2分に頭で同点ゴールを決めたファジアーノ岡山のデューク(15)

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