海星、甲子園へ 3年ぶり19度目Ⅴ 第104回全国高校野球長崎大会 最終日

【決勝、海星―創成館】優勝を決め、喜びを爆発させる海星の選手たち=県営ビッグNスタジアム

 第104回全国高校野球選手権長崎大会最終日は27日、長崎市の県営ビッグNスタジアムで決勝が行われ、第1シードの海星が創成館に9-2で快勝し、3年ぶり19度目の優勝を飾った。
 海星は初回無死満塁から森の中犠飛と西村の中越え適時二塁打で2点を先行。三回無死二塁から再び西村が右前適時打を放って1点を加えると、四回2死二塁から丸本の左前適時打と森の左越え2ランで6-0と大きく点差を広げた。2点を返された後、九回1死一、二塁から代打柿本の左中間2点三塁打と牧の中犠飛で再び引き離した。
 投げては宮原が6回1/3を4安打2失点、向井が2回2/3を2安打無失点の好投。バックも内野安打性の打球に今大会初失策がついたものの、最後まで堅守を崩さなかった。
 創成館は四回に永本の右越えソロ、七回に鬼橋の左前適時打で反撃したが、それ以外は海星投手陣に要所を締められた。追う展開の中、入部と古賀が五~八回を無失点と好救援。ただ、前半の失点が最後まで響いた。
 海星が出場する全国高校野球選手権は8月6日に兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕。組み合わせ抽選会は同3日に大阪市内で行われる。


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