栃木県内新たに2043人 3日連続で2千人超 新型コロナ

県内の新型コロナウイルス感染者数(28日発表分)

 栃木県と宇都宮市は28日、新たに計2043人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。3日連続で2千人を超え、県内の累計感染者数は12万245人となった。自宅療養していた80歳以上の女性の容体が急変して28日に死亡し、県内の死者は計292人となった。

 新規感染者は10歳未満〜90歳以上の男女。40代以下が78%占め、40代が354人、30代が352人、20代が338人、10代が287人などと続く。足利市内の高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生し、職員2人と入所者4人の感染が確認された。

 療養者のうち酸素投与が必要な中等症者は40人を超え、2週間前の4倍以上となるなど、医療負荷が急激に高まっている。29日には県央の臨時医療施設(33床)の運営が再開し、確保病床数は計581床に増えるが、病床使用率は「数ポイントしか下がらない」(県感染症対策課)という。

 入院者264人、宿泊療養者455人、自宅療養者(療養先調整中含む)1万7141人、重症者4人。

 【28日の市町別感染者数】

 宇都宮市612人、足利市179人、栃木市150人、小山市141人、佐野市112人、真岡市107人、那須塩原市103人、鹿沼市83人、日光市77人、下野市65人、大田原市61人、壬生町48人、さくら市47人、矢板市、野木町各25人、那須烏山市24人、高根沢町23人、芳賀町20人、那須町、那珂川町各18人、上三川町、益子町各17人、塩谷町15人、市貝町14人、茂木町4人、県外等38人

 

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