島原36.6度 長崎県内7地点で猛暑日 熱中症12人搬送

厳しい暑さの中、冷たい水の中を歩く親子=長崎市、長崎水辺の森公園

 長崎県内は28日、高気圧に覆われ各地で気温が上昇。島原で全国10番目に高い36.6度を観測するなど、18の観測地点のうち7地点で35度以上の猛暑日となった。県消防保安室によると、熱中症とみられる症状で12人が救急搬送された(午後4時時点)。
 長崎地方気象台によると、猛暑日となったのは島原のほか、▽口之津36.2度▽有川36度▽長崎35.9度▽佐世保、大村35.1度▽脇岬35度。いずれも今年最高気温で、有川は7月の観測史上最も高かった。このほか、6地点でも今年最高を更新した。
 環境省と気象庁は熱中症の危険性が極めて高いとして、28、29両日を対象に熱中症警戒アラートを発表。外出をなるべく避け、室内を涼しい環境にして過ごすよう呼びかけている。同保安室などによると、28日に救急搬送された12人のうち中等症は5人、軽症は7人。65歳以上の高齢者は7人で、うち75歳以上は4人だった。

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