県、コロナ後遺症を初調査 3カ月後も症状12% 倦怠感最多、記憶障害、脱毛も

 栃木県は29日、5〜6月に初めて実施した新型コロナウイルスの後遺症に関する調査結果を公表した。1月の感染者の中から千人を抽出して実施し、回答した309人のうち、3カ月後も症状が続いている人は36人(12%)だった。症状では倦怠感(けんたいかん)や疲労感を訴える人が多く、女性の割合が高かった。同時に医療機関に実施した調査では、後遺症への対応の難しさを挙げる意見が目立った。

 最も強い症状を聞いた質問では、倦怠感・疲労感が7人で最多だった。頭痛が4人、記憶障害とせき、脱毛が各3人、嗅覚障害と味覚障害、抑うつが各2人だった。

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