「くるみん」2事業所を認定 長崎空港ビルディング、シーヴイテック九州

「くるみん」認定通知書を受け取った鷲津部長(左から2人目)と幸重社長(同3人目)=長崎市万才町、長崎労働局

 長崎労働局は7月28日、子育てサポートに積極的な「くるみん」認定企業に選んだ長崎空港ビルディング(大村市)とシーヴイテック九州(佐世保市)に認定通知書を交付した。県内の認定は31、32社目。
 くるみんは、各事業所が定める計画期間内に目標を達成すると認定される仕組み。認定企業は自社PRに生かせる。
 長崎空港ビルディングは社員数279人(男120、女159)。育児短時間勤務の対象年齢を「3歳未満」から「小学校就学の始期に達するまで」に変更し、育休取得率を男性16.6%、女性100%に高めた。幸重孝典社長は「現場の声を聞いて土日も預けられる保育園と提携した。仕事と子育ての両立ができるように引き続き頑張っていく」と述べた。
 シーヴイテック九州は社員数361人(男326、女35)。社内の有休取得促進施策「ミニマム14」を導入して、有休取得日数平均14日以上を達成した。鷲津佳明総務部長は「育休や有休の制度をうまく運用できるように(社員同士で)コミュニケーションをとって、適正な人員確保やシフト調整に注力した」と話した。


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