糸魚川市は市内中学生の広島派遣研修を3年ぶりに実施し、4校の2年生11人が6日に行われた広島平和記念式典に参列した。各校で平和に願いを込めて折った千羽鶴を広島平和記念公園にある原爆の子の像に献納した。
研修は5日から7日までの日程で式典参列の他、呉市海事歴史科学館や広島平和記念資料館の見学、被爆体験者の講話受講、灯籠流し参加を予定。
5日に糸魚川駅自由通路で出発式が行われ、学校や市の関係者、保護者らが見守る中、糸魚川中の渡邉凛人君が代表して「戦争のことを見たり聞いたりして学び、他の中学校の人と協力して充実した3日間にしたい」と決意を伝えた。
同研修は平成24年度から実施しており、一昨年と昨年はコロナ禍で中止した。22日に市役所で報告会が行われる。