鬼怒の源流のほとりで座禅会 日光の奥鬼怒温泉

鬼怒川の源流のほとりで開かれた座禅会

 【日光】鬼怒川源流のほとりで座禅を組み、精神を統一して自分自身と向き合う「朝の座禅会〜川のせせらぎを聞きながら」が19日朝、奥鬼怒温泉「八丁の湯」で開かれた。

 茶道裏千家の須藤宗晃(すどうそうこう)正教授が主宰する「大人のサマースクール 茶花に親しむ夏の日光」の一環。臨済宗大徳寺派大本山の大徳寺(京都市)の塔頭(たっちゅう)である真珠庵(あん)の山田宗正(やまだそうしょう)住職を招き、県内をはじめ、北海道から愛媛まで全国から約30人が参加した。

 前日、田母沢御用邸見学や茶会を行った参加者たちはこの日の朝、鬼怒川の源流の近くに設置された仮設のステージで座禅。山田住職の説法を受け、緑に包まれた奥鬼怒で精神統一を図った。鹿沼市下田町、主婦青木三江子(あおきみえこ)さん(73)は、晴れやかな表情で「自然に返り、自然と一体になれました」と、リフレッシュした様子だった。

鬼怒川の源流のほとりで開かれた座禅会

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