長崎県内小中学校で始業式 「2学期も頑張りたい」

教室で静かに始業式に参加する児童=長崎市立桜町小

 長崎県内の多くの小中学校で1日、2学期の始業式があり、夏休みを過ごした子どもたちがたくさんの思い出を携えて登校した。
 長崎市勝山町の市立桜町小(470人)では、新型コロナウイルスの感染拡大防止で体育館には集まらず、野中正樹校長がモニター画面越しにあいさつ。「自分自身を伸ばす2学期にするため、学習や行事、集会など何事にも自主的に取り組んでほしい」と各教室の児童らに呼びかけた。
 6年生の教室では、児童らが静かに画面を見詰め、校歌が流れると、マスクをしながら小さく口ずさんでいた。夏休み中に宮崎県の祖父母の家に行き、海水浴を楽しんだという6年の杉山晄理さん(11)は「高い波に吹っ飛ばされそうになったのが思い出。2学期は小体会で出場するバスケットと、苦手な算数を頑張りたい」と話した。

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