西九州新幹線 新設の新大村駅舎“ライトアップ” 21日まで

ライトアップされ、プロジェクションマッピングで新幹線かもめが映し出された新大村駅=大村市

 23日の西九州新幹線開業を前に、新設される新大村駅(長崎県大村市植松3丁目)で3日、駅舎のライトアップが始まった。21日まで午後7時~9時に点灯する(4、5日は台風の影響で中止)。
 新大村駅は大村藩独特の石塀「五色塀(ごしきべい)」などがデザインに取り入れられ、JR在来線駅も併設。駅前には市章をモチーフにしたモニュメントが設置され、同市の新たな玄関口として工事も大詰めを迎えている。
 ライトアップは開業に向け機運を高めようと、市新幹線アクションプラン推進協議会が企画。色とりどりの発光ダイオード(LED)で駅舎が照らされ、壁面には市花のオオムラザクラにちなみ、桜の花びらが舞う中を新幹線かもめが駆け抜ける様子がプロジェクションマッピングで映し出されている。
 園田裕史市長は「自分が子どものころから『新幹線が来る』と聞いていたため感慨深い。開業に向け市民と一緒になって盛り上げていきたい」と話した。


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