生理の仕組み、親子で学ぶ プライベートパーツ「心と密接」 長崎・茂木

語り合いながら学ぶ親子=長崎市、茂木地区ふれあいセンター

 性に関して親子らで学び、気軽に話すきっかけにしてもらおうと、長崎市茂木町の茂木地区ふれあいセンターは8月26日、生理などに関する学習会を開いた。市内の女子児童と保護者の5組計10人が参加し、日本思春期学会性教育認定講師の中山安彩美さん(36)の講話に耳を傾けた。
 市男女共同参画推進センター・アマランスの派遣講座を活用。参加者は、子宮などの模型を見ながら生理の仕組みを学習。中山さんは「マヨネーズのチューブをぎゅっと絞るような力が子宮にかかる。痛みは我慢せず家族に相談して」とアドバイスした。ナプキンの装着や処理方法に関する実習もあり、熱心に取り組んだ。
 また、男女の体の違いや二次性徴、プライベートパーツ(水着で隠れる部位と口)などを学習し、「写真に撮ったり他人に撮らせたりしない」などの約束について認識を深めた。中山さんは「プライベートパーツは自分の心と密接につながっている。大切に扱って」と助言した。
 母親と参加した小学4年の児童は「生理は大変だと分かった。不安なことはお母さんに相談したい」と話した。


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