この1週間、その動向が注目されている台風11号…。
【写真を見る】九州の西を北上中 台風11号 あす6日 広島県内にも接近へ 新幹線 広島より西 計画運休へ
当初の大きさはコンパクトでしたが、沖縄の南の海上で別の熱帯低気圧の雲を取り込むと、風速15メートル以上の強風域が一気に広がって大型化…。現在、強い勢力のまま九州の西の海上を北上しています。
このあとも勢力があまり衰えないまま、進路をやや北東よりに変え、あす6日朝には対馬付近を通過する見込みです。
広島県へ最も近づくのは、6日朝から昼前にかけてとみられています。
台風の接近を受けて、6日午前、広島地方気象台と中国地方整備局が合同で開いた注意を呼びかけるための記者会見。気象台の担当者は、記者からの質問に予報の難しさをにじませていました。
広島地方気象台 前川 和宏 気象防災情報調整官
－ 予報円の中心を通った場合、広島県は暴風域に入る？
「午前6時時点で広島は入らない予想だったが、午前9時の予想進路は、じゃっかん東寄りにぶれている。その場合、暴風域に入る可能性がある」
九州では、あす6日は大荒れの天気が予想されるため、すでに始発から夕方ごろまでの新幹線の運休が決まるなど、交通機関への影響も出ています。
