【宇都宮】改修工事のため休館していた宇都宮美術館が25日、約1年2カ月ぶりに再開する。より快適になった空間で、これまで収集したコレクション作品を紹介する企画展を同日から開催する。館内のミュージアムショップとレストランも、それぞれ新たな事業者によって刷新される。
美術館は市制100周年を記念し、1997年に開館。昨年8月から空調システムの改修と設備更新、展示室と収蔵庫照明の発光ダイオード(LED)化のための工事を行っていた。
企画展などの関連商品を販売するミュージアムショップはファーマーズフォレスト(新里町)、レストランはパレット(下戸祭2丁目)が新たに運営する。
企画展は「これらの時間についての夢展」と題し、マグリットやシャガールの作品などを展示する。来年1月15日まで。
佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「快適な鑑賞環境を整えてリニューアルオープンする。ご来館をお待ちしています」と呼びかけている。