「自分にできることをしよう」交通事故現場で救命措置 看護師に感謝状 長崎・時津署

感謝状を受けた藤盛さん=時津署

 交通事故現場で意識不明の女性に救命措置をし、命を救ったとして、時津署は13日、長崎市宝町の看護師、藤盛勝敏さん(36)に感謝状を贈った。
 同署によると8月18日午後7時45分ごろ、長崎市三重町の国道で、40代男性の運転する乗用車が横断中の80代女性に衝突。女性は跳ね飛ばされ道路に横たわっていた。後ろを走行していた藤盛さんが駆けつけ、呼吸や脈がないことを確認。救急車が来るまで心臓マッサージを続けた。女性は意識を取り戻し、現在は回復しているという。
 藤盛さんは「(当時は)外海からの墓参りの帰りで、大変驚いたが、自分にできることをしようと思い動いた。かなり危ない状態だったが、一命を取り留めたと聞きほっとした」と話した。


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