バレーボール黒後ら五輪代表が国体出場 本県旗手は重量挙げの塚田

黒後愛(日本協会提供)

 10月1日から始まる第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」で、バレーボールの黒後愛(くろごあい)(滋賀・東レ)=宇都宮市出身=ら複数の東京五輪代表選手が出場することが20日、関係者への取材で分かった。ソフトボールは後藤希友(ごとうみう)(愛知・トヨタ自動車)ら複数の金メダルメンバーがエントリー。陸上競技は多田修平(ただしゅうへい)(大阪・住友電工)やデーデー・ブルーノ(長野・セイコー)らが登場する見込みで、会期前競技に続きトップアスリートが大会を盛り上げる。本県選手団の旗手は重量挙げの塚田直人(つかだなおと)(小山南高)が務めることも判明した。

 本大会はサッカーやテニス、卓球など35競技が行われる。団体競技も複数あるため、100人以上の五輪代表選手が参戦するとみられる。

 本県関係では、スポーツクライミング・楢崎智亜(ならさきともあ)、ホッケー・狐塚美樹(こづかみき)、空手道・佐合尚人(さごうなおと)ら五輪経験者が選手団入りしている。

 バレーボールは10月7~10日、佐野市や鹿沼市などで行われる。黒後は所属企業のある滋賀県の代表として出場。陸上競技は同6~10日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎで行われ、多田はリレー、デーデーは男子100メートルでの出場が濃厚とみられる。

 このほか、バドミントンはナガマツの愛称で東京五輪女子ダブルス5位に入った永原和可那(ながはらわかな)、松本麻佑(まつもとまゆ)(秋田・北都銀行)が来県する。

 総合開会式で本県選手団の旗手を務める塚田は、春の選抜とインターハイで優勝。高校3冠に期待がかかる中での抜擢(ばってき)となった。

塚田直人

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