【26日】西九州新幹線2本が運休 開業後初、在来線特急の遅延影響

西九州新幹線の運休を知らせる電光掲示板=長崎市尾上町、JR長崎駅

 26日午前8時40分ごろ、佐賀県江北町のJR長崎線踏切でトラックが脱輪した。この影響で在来線特急「リレーかもめ」を含む列車に遅れが生じ、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)上下線2本が運休した。同新幹線の運休は23日の開業後初めて。
 佐賀県警によると、踏切を横断中に4トントラックの後輪が線路にはまり、立ち往生した。JR九州は牛津-江北間の運転を約4時間見合わせ、トラックの移動が完了した午後0時半ごろから列車の運行を再開した。けが人はいなかった。
 在来線の特急・普通列車計30本が運休、計22本が遅れ、乗客約7千人に影響した。このうち西九州新幹線に接続する特急リレーかもめは4本が運休、8本が遅延。西九州新幹線は2本の運休の他、下り線1本が12分遅延し、乗客計約250人に影響した。
 西九州新幹線は在来線特急に乗り継ぐリレー方式で運行している。


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