「第73回岡山県美術展覧会」(県、おかやま県民文化祭実行委、山陽新聞社主催)の津山会場2期が29日、津山市新魚町のアルネ・津山4階市立文化展示ホールで開幕し、訪れた愛好家が入魂の作品の数々を満喫している。10月3日まで。
1期(日本画、洋画、工芸、写真の4部門)から作品を総入れ替えし、書道と彫刻の上位入賞作や地域作家の優秀作、委嘱・招待の作品を合わせた計157点を展示。書道は県展特別賞に選ばれた西尾武範さん=同市=のかな「涼風」をはじめ、流麗な筆致や生き生きとした筆遣いなど創意あふれる作品が並ぶ。高い技術で作り込まれた彫刻も力作がそろっており、来場者がじっくりと鑑賞していた。
娘の書を見に来たという同市、主婦(59)は「書作品のきりりとした線の美しさに感心した。書も彫刻も、技術や発想が素晴らしい」と見入っていた。
午前10時~午後6時。入場料400円(高校生以下無料)。津山会場1期のチケットの半券でも入場できる。