環状交差点、正しい通行を 国体主会場付近 JAFが注意呼びかけ

国体の主会場「カンセキスタジアムとちぎ」近くのラウンドアバウト=30日午後、宇都宮市西川田4丁目

 日本自動車連盟(JAF)は、1日に開幕する「いちご一会とちぎ国体」の主会場「カンセキスタジアムとちぎ」(宇都宮市西川田4丁目)そばにある環状交差点(ラウンドアバウト)の正しい通行方法と事故防止を呼びかけている。

 環状交差点には一時停止線や信号機がない。交差点内の車両が優先で車両は全て時計回りに走行する。21年3月、県内2カ所目として、同スタジアム付近に開通した。

 JAF栃木支部によると環状交差点では、進入時の左ウインカーは不要だが、出している事例がある。次の出口で退出すると周囲の車両に誤解させる恐れがある。退出時のみ、出たい出口の一つ前の出口を通過した時点で左ウインカーを出すのが正しい通行方法。

 同支部は「国体で初めて通行する人もいると思う。正しく理解してほしい」と訴える。国体会期中は環状交差点で一部交通規制があり、県警も「譲り合って安全運転を」と注意喚起している。

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