栃木県市貝町で9月10日に開催予定だった「いちご一会とちぎ国体」会期前競技のオープンウオータースイミング(OWS)が会場の水質悪化で中止になった問題で、同町の入野正明(いりのまさあき)町長は1日、出場を予定した選手と監督向けに謝罪文を送ったことを明らかにした。
謝罪文は9月27日付で、国体の町実行委員会会長の入野町長名で書かれ、各都道府県のスポーツ協会に郵送された。
選手宛てと監督宛ての2種類あり、選手宛てでは「直前にアオコが大量発生する事態となり、身体の安全が確実に図れないとの理由により苦渋の決断をさせていただいた」「誠に申し訳なく謝る言葉もございません」と謝罪している。
入野町長は取材に対し「競技の機会を失わせてしまい誠に申し訳ない」と述べ、「謝罪文は県と調整して提出した。県は文書を別に送っている」と説明した。