県内旅行の費用が最大半額となる「やっぱ広島じゃ割」。広島県は、利用の対象を11日から全国に拡大します。
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末川 徹 記者
「広島市の平和公園です。この時間、人が多いですね。修学旅行シーズンということもあって、子どもたちの姿が多く見られます。こちらでは、観光バスが列を作って並んでいます。『やっぱ広島じゃ割』は、中国地方が対象でしたが、全国に拡大されるということで、また、さらに県内の観光客が増えることが見込まれます」
11日から始まる「全国旅行支援割」は、1人1泊8000円を上限に、旅行代金が最大40%割引になるキャンペーンです。
さらに飲食店などで利用できる「地域クーポン」も1日最大3000円で発行されます。
利用するには、ワクチンの3回接種か、PCR検査などによる陰性確認が必要です。
広島市中区のリーガロイヤルホテル広島です。
先月、「やっぱ広島じゃ割」が再開されたことで中四国地方の利用客が増えたということですが、コロナ禍前と比べると7割ほどにとどまっています。
ただ、政府の「旅行支援割」の発表を受け、さっそく全国からの問い合わせが増えてきたといいます。
リーガロイヤルホテル広島 宿泊部 河原 一登 部長代理
「土曜・日曜はファミリー層も多く利用されるようになったので、今度、全国に広がるということでは期待をしている。今後も安全を第一に考えて、全国からたくさんご利用いただけるようなプランを考えていきたいと思っている」
街の人たち
「前回、安くなったときに島根県に行きました。県民割を使って」
「近場でも温泉など、どこか行きたいね」
「秋田県のほうに行ったことないので（行きたい）。つまみを食べて、おいしいお酒を飲みたい」
コロナ禍で傷んだ観光や経済への起爆剤となるのでしょうか…。
全国旅行支援割は、12月20日までのおよそ2か月間を予定しています。
