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台風15号で記録的な豪雨災害が起きて2週間以上が経ちましたが、いまだに復旧に向けた手を差し伸べられていない地域もあります。
静岡市葵区の山間部では、住民から切実な助けを求める声が上がっています。静岡市葵区の清沢地区です。濁流の力で国道が50mに渡って崩れ、沢に沿った場所では土砂や流木が家の中に入り込み、車を潰してしまう被害がありました。
<竹川知佳記者>
「清沢地区のこの地域では、緑のテープのところまで土砂がなだれ込みました。現在はボランティアなどによる重機を使った復旧作業が行われています」
山間部ゆえに相次いだのが土砂崩れによる被害です。
<清沢地区久能尾自治会 平崎幸男会長>
「七夕豪雨の時よりもここはちょっと酷いね。行政については、結構積極的に見には来てくれていますが、対応についてはまだ業者がいないということで市の方も困っているみたいですね」
静岡市によりますと、土砂の流入などで住宅や敷地に被害が及んだ場合、復旧作業は所有者が自力ですることになります。市では、復旧の手助けをするチームを立ち上げていますが、相談は増え続けているため、被害の全容は明らかになっていません。さらに、行政の支援も手が行き届いておらず、清沢地区ではボランティアの力が頼りです。
<住民>
「もう歳だもんでさ。1人でやってたけど、とってもやりきれなくて、この衆手伝ってくれてボランティアの人らは本当助かる」
お年寄りが多い山間部では、自力での復旧に限界があり、とにかく人手が欲しいと多くの住民が求めています。