歌麿道中4年ぶり開催 花魁ら練り歩く 江戸の情緒再現 栃木【動画】

嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区を練り歩く花魁などの出演者たち

 【栃木】市ゆかりの浮世絵師喜多川歌麿(きたがわうたまろ)にちなみ、花魁(おいらん)などに扮(ふん)した市民らが練り歩く「歌麿道中」が15日、嘉右衛門(かうえもん)町伝統的建造物群保存地区(伝建地区)で4年ぶりに行われた。

 市と歌麿のゆかりをPRするイベント「歌麿まつり」の目玉イベント。水害や新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていたが、開催時間短縮などの感染対策を講じて実施した。

 事前の審査で選ばれた14人が花魁やカムロなどの華やかな衣装に身を包み登場。歴史的な建物が立ち並ぶ通りをゆっくりと歩き、江戸時代の情緒を再現した。沿道はその光景を収めようとカメラをかまえる観光客らであふれた。

 東京都目黒区から訪れた坂本(さかもと)よしえさん(70)は「思わず『きれい』と口にしてしまうほど花魁が美しかった」と目を輝かせていた。

嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区を練り歩く花魁などの出演者たち
嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区を練り歩く花魁などの出演者たち
嘉右衛門町伝統的建造物群保存地区を練り歩く花魁などの出演者たち

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