【ドラフト会議・神奈川勢】 矢沢(藤嶺藤沢)は日ハム1位、森下(東海大相模)は阪神、青山(横浜隼人)は西武へ

大学野球界では異色の二刀流に挑戦している日体大の矢沢=2月20日、日体大健志台野球場

 プロ野球の新人選手選択会議(ドラフト会議)が20日、東京都内のホテルで開かれ、神奈川ゆかりの選手が続々と指名を受けた。

 日本ハムから公言通りにドラフト1位指名されたのは矢沢宏太(日体大)。藤嶺藤沢高出身の左腕は最速152キロを誇り、打ってはリーグ戦通算5本塁打の長打力と50メートル5秒台の俊足を併せ持つ。大谷翔平(米大リーグ、エンゼルス)を育てた日本ハムで新たな「二刀流選手」として期待される。

 阪神に1位指名された森下翔太(中大)は、東海大相模高出身の大型スラッガーだ。高校1年から4番を任され、2018年の選抜大会ではベスト4入り。高校通算57本塁打を放った。大学進学後も1年時から日本代表に選ばれ、2度のベストナインに輝いた。

 西武4位指名の青山美夏人(亜大)は、横浜隼人高出身で最速151キロのストレートを投げる大型右腕。4年春のリーグ戦で6勝をマークするなど急成長を遂げている。

 ソフトバンクから6位指名された吉田賢吾(桐蔭横浜大)は横浜商大高出身のスラッガー。今春までリーグ通算11本塁打の長打力と、正確なスローイングが持ち味だ。

 将来性豊かな高校生2人も育成ドラフトで指名された。巨人育成5位の相沢白虎(桐蔭学園高)は、走攻守三拍子そろった遊撃手。広角に強い打球を飛ばせるバットコントロールには定評がある。

 ソフトバンクから育成12位で指名された飛田悠成(金沢高)はまだ投手に転向して1年余り。粗削りながら140キロの直球と切れ味鋭いスライダーを投げる。憧れの千賀を目標に1軍の舞台を目指していく。

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