沿道でほほ笑む“ちびまる子ちゃん”―。美作市江見吉田の県道作東大原線沿いに、今年もユニークなかかしがお目見えした。近くの北村照美さん(72)が制作した17体。人気アニメのキャラクターたちが並び、道行くドライバーらを笑顔にしている。展示は11月10日まで。
「幅広い世代が楽しめるように」と今年の“主役”に選んだのが、ちびまる子ちゃんの登場人物たち。まる子と家族、親友のたまちゃんら12体が、市民の健康づくりを目的に市がつくった「美作らくじゃあ体操」のポーズを取りながら、にっこりと笑いかけている。
「海ごみ減少へ」「ポイ捨てはやめよう」といったメッセージとともに並ぶのは人魚姫のかかし。近くを流れる吉野川沿いに、たばこや空き缶などのポイ捨てが多いことから考えついたという。
かかしは2017年から毎年披露しており6回目。新聞紙や古着などを材料に1人で作り続け、感想を寄せてもらうノートも置く北村さんは「ファンも増えた。これからも皆さんに楽しんでほしい」と意欲をみせている。