SDGs商品 高校生開発の43種 鷲羽高生仕入れ 岡山で30日販売

「SDGsいちななまるしぇ」のチラシ

 全国26校の高校生がSDGs(持続可能な開発目標)の達成を目指し、開発した食品などが勢ぞろい―。鷲羽高(倉敷市児島味野山田町)ビジネス科3年生62人がクラウドファンディング(CF)で資金を集め、準備してきた「SDGsいちななまるしぇ」が30日、岡山市のJR岡山駅地下通路広場(エキチカ広場)で開かれる。

 イベント名はSDGsの17の目標にちなんだ。出品するのは、同科の生徒がインターネットなどで調べ、協力が得られた高校で、県内では瀬戸南、高梁城南と鷲羽高の3校。規格外のイチジクを活用したジェラート、シカやイノシシといったジビエ(狩猟肉)を使ったコロッケやカレーなど43種類の商品を販売する。

 CFは目標金額(75万円)を上回る80万4千円が集まり、会場設営や商品の仕入れなどに充てる。生徒(18)は「高校生が目標達成に向け取り組んだ商品を多くの人に紹介したい」と来場を呼びかける。

 開催は午前10時~午後4時だが、商品が売り切れ次第終了する。問い合わせは同高ビジネス科(086―472―2888)。

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